チュートリアル・ワークショップ

チュートリアル

インターネットを利用したロボットサービス基盤としてのRSNP講習会
Tutorial of Robot Service Network Protocol (RSNP)
日 時:6月5日(水) 10:00-16:00
場 所:広島国際会議場 地下1F 会議運営事務室4
(12:00までRTミドルウエア講習会(会議運営事務室2・3)と合同開催)
主 催:日本ロボット学会ネットワークを利用したロボットサービス研究専門委員会
協 賛:ロボットサービスイニシアチブ
概 要
本チュートリアルは,ロボットサービス基盤として開発された通信プロトコルであるRSNP(Robot Service Network Protocol)の使い方に関する講習会を二部構成で実施します.第一部は
RTミドルウエア講習会との合同セッションを行います.第二部では,参加者に持参頂いたノートPCとUSBカメラを用い,実際にロボットクライアント(RSNPの見守りサービスに接続するクライアント)を作成しながら,RSNPライブラリの使い方を学習します.
講 師:成田 雅彦 氏(産業技術大学院大学) 鈴木 昭二 氏(公立はこだて未来大学) 土屋 陽介 氏(東京通信大学)
参加費:無料
定 員:20名
プログラム
第一部 10:00-12:00
RTミドルウエア講習会との合同セッション
第二部 13:00-16:00
RSNPライブラリ講習会
参加申込方法:以下のWebページから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe_97hwaZmK_fm29Y38ef04l8–IlfiQWXzF41LLPMn9tuXcQ/viewform


RTミドルウエア講習会
RT-Middleware Tutorial
日 時:6月5日(水) 10:00-17:00
場 所:広島国際会議場 地下1F 会議運営事務室2・3
(12:00までRSNP講習会と合同開催)
主 催:国立研究開発法人 産業技術総合研究所
協 賛:公益社団法人 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門
概 要
RTミドルウエアはロボットシステムの構築を効率化するソフトウエアプラットフォームです。RTコンポーネントと呼ばれるモジュール化されたソフトウエアを多数組わせてロボットシステムを構築するため、システムの変更、拡張がしやすいだけでなく、既存のソフトウエア資産をの継承や他人が作ったコンポーネントとの組み合わせも容易になります。講習会では、RTミドルウエアの概要、RTコンポーネントの作成方法について解説します。受講者には各自ノートPCをお持ちいただき、小型ロボットやシミュレータを用いた実習形式で実際にRTコンポーネントを作成、既存のコンポーネントなどと組み合わせて簡単なシステムを構築していただきます。本講習会を受講することで、RTコンポーネント設計方法、実装の仕方、システムの作り方をマスターすることができます。
講 師:安藤慶昭 氏(産総研)、成田雅彦 氏(産業技術大学院大学、第1部RSNP講習会合同セッション)、宮本信彦 氏(産総研)
参加費:無料
定 員:20名
プログラム
10:00 -10:50 第1部(その1):RTミドルウエア: OpenRTM-aist概要
– 担当:安藤 慶昭(産総研)
– 概要:RTミドルウエアはロボットシステムをコンポーネント指向で構築するソフトウエアプラットフォームです。RTミドルウエアを利用することで、既存のコンポーネントを再利用し、モジュール指向の柔軟なロボットシステムを構築することができます。RTミドルウエアの産総研による実装であるOpenRTM-aistについてその概要について説明します。
11:00 -12:00 第1部(その2):インターネットを利用したロボットサービスとRSiの取り組み2019
– 担当:成田雅彦 氏(産業技術大学院大学)
13:00 -14:30 第2部:RTコンポーネントの作成入門
– 担当:宮本 信彦(産総研)
– 概要:RTシステムを設計するツールRTSystemEditorおよびRTコンポーネントを作成するツールRTCBuilderの使用方法について解説するとともに、移動ロボットのシミュレータを用いた実習によりRTCBuilder、RTSystemEditorの利用法の学習をします。
14:30 -15:30 第3部:RTシステム構築実習
– 担当:宮本 信彦(産総研)
– 概要:OpenRTM-aistを利用して移動ロボット実機を制御するプログラムを作成します。
15:30 -17:00 第4部:RTミドルウェア応用実習
– 担当:宮本 信彦(産総研)
– 概要:ポータブル版LibreOffice用RTCの利用方法について解説を行うとともに、表計算ソフトによるRTCのテストの実行についての実習を行います。
参加申込方法:以下のWebページから
https://openrtm.github.io/ROBOMECH2019.html
https://goo.gl/forms/8V7nAiHtMl94zeR73


メディカルロボティクス講演会
Design on Medical Robots and Manipulators

日 時:6月8日(土) 11:30 – 12:30
場 所:広島工業大学広島校舎501室
コーディネータ:浅間 一(東京大学)
講師:Tim Lüth(ミュンヘン工科大学)
Professor or Micro Technology and Medical Devices
Vice-Dean of Mechanical Engineering, Technical University of Munich
概要
Almost 30 years have passed since the first attempts (Brian Davies, Russel Taylor, Uwe Voges) to use robots and telemanipulators for medical purposes in the clinic. In the meantime, robots have a solid place in medicine and development continues. The high safety requirements limit the materials and components used for robots as well as the possible control processes. Autonomous decisions can be proposed but cannot be carried out without the approval of the physician. Nevertheless, there is a clear trend away from large machines towards small, minimally invasive assistance systems, and intravascular robotics will also be added shortly. The lecture will show the development of robots towards intravascular systems and which steps have to be taken from development to approval.
コーディネータからの推薦文
今回、ロボット外科手術の新しい器具の開発など、メディカルロボティクスの国際的権威である、ミュンヘン工科大学のTim Lüth教授がチュートリアル講演会を開催します。折角の機会ですので、気軽にご参加ください。
Prof. Tim Lüth略歴
Professor Lueth’s research covers the development of processes and mechatronic systems for medical devices and surgical robots, rapid prototyping and assistance systems for the elderly. Tim Lueth studied electrical engineering at Darmstadt University of Technology until 1989. In 1993, he obtained his doctorate at the University of Karlsruhe with a thesis on robot manufacturing. In 1994/1995, he was a visiting researcher at the Japanese robotics research institute ETL of MITI-AIST. He completed his lecturer qualification in computer science at the University of Karlsruhe in 1997. In the same year, he was appointed professor of clinical navigation and robotics at the Charité institute of Humboldt University Berlin. In 2001, he became a full professor in Berlin at Charité in combination with the Fraunhofer IPK-Berlin. In 2005, Prof. Lueth was appointed full professor at TUM at the Chair of Micro Technology and Medical Device Technology. 2005-2010 he was director of the TUM Central Institute for Medical Technology. Since 2012 he has served as Vice-Dean and Dean of the Mechanical Engineering Faculty. Tim Lueth was awarded the Alfried Krupp Award for Young Professors in 1999, and he was elected as Top3 Inventor in the category Lifetime-Achievement in 2007 by the European Patent Office. He has been an elected member of acatech, the German National Academy of Science and Engineering, since 2010 and became a fellow of the University of Tokyo in 2019.
参照URL; http://www.professoren.tum.de/en/lueth-tim-c/
参加費:無料(※講演は、英語での発表です。同時通訳はつきません。)
定 員:180名
参加申込方法:自由参加

ワークショップ

地域交流ワークショップ「地域の課題への挑戦」
Local Interchange Workshop “Challenge to a local technical subject”
日 時:6月5日(水) 10:00 – 17:00
場 所:広島国際会議場地下2F コスモス
主 催:(共同開催)
産業技術連携推進会議 情報通信・エレクトロニクス部会 メカトロニクス分科会
日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2019
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
広島県AI・IoT・ロボティクス活用研究会
概 要
全国から集まるロボメカ研究者・技術者の相互交流の機会を生かして,情報交換や議論を行いたいと思います.各地域には,産地技術や農林水産品,観光等の地域産業資源へのロボメカ支援研究事例をはじめ,特徴ある産業集積から生まれた産学官連携や地域間連携による研究活動事例など,地域ならではのロボメカ物語があります.
今回は,素晴らしい技術を有する地元の企業から研究・開発や地域連携・産学連携にまつわる物語を,そして,地域課題に挑戦している全国の研究機関から,研究に関する苦労,苦心,工夫など泥臭いことも含めて,成功,失敗にとらわれず発表していただき,今後のロボメカ研究の発展と地域連携の活性につながる知見を広げることを重視したフランクかつ有意義なワークショップにしたいと考えております.
・地域産業を支援するメカトロニクスについての講演・発表・話題提供
・ロボティクス・メカトロニクス技術で支える元気な地元企業の講演
担当者
実行委員長・宮野忠文氏(広島県立総合技術研究所)
副実行委員長・神村明哉氏(産業技術総合研究所)
参加費:無料
定 員:100名
プログラム
午前:地域産業を支援するメカトロニクスについての講演・発表・話題提供
午後:ロボティクス・メカトロニクス技術で支える元気な地元企業の講演
参加申込方法:自由参加


MATLAB®/Simulink®による自律ロボットシステム開発
Autonomous robot system development with MATLAB/Simulink
日 時:6月5日(水) 10:00 – 12:00
場 所:広島国際会議場 地下1F 会議運営事務室5・6
主 催:MathWorks Japan
概 要
自律ロボットシステムの開発には認識、判断、制御等、複合的な技術が必要とされます。MATLAB/Simulinkは複合領域でのアルゴリズム設計から物理現象のモデル化および自動コード生成まで単一環境で実現します。本ワークショップでは複数センサーを有し、経路計画および意思決定を必要とする自律システムの開発をご紹介いたします。このような複雑な自律システムの開発にはシステムモデルを中心に設計、解析、シミュレーション、自動コード生成および検証を実現する手法であるモデルベースデザインが有効です。ワークショップではMATLABのROS連携機能活用方法の他、自動ピック&プレイスと自律搬送車を題材に、モデルベースデザインを通じてディープラーニングのような認識技術を自律ロボットの運動計画および制御のアルゴリズムとどのように統合できるかをご覧いただきます。MATLAB/Simulinkでの逆運動学・ダイナミクスやSLAMによる設計や、NVIDIA JetsonのGPUへの実装に関するワークフローをハイライトします。
講 師:木川田 亘氏(MathWorks Japan)、能戸 フレッド氏(MathWorks Japan)
参加費:無料
定 員:45名
プログラム
10:00~10:15
MATLAB活用したロボット・自律システム開発の概要
リャン ティファニー(MathWorks Japan)
10:15~10:40
ROSと連携するMATLABアルゴリズムの設計
木川田 亘(MathWorks Japan)
10:40~11:20
マニピュレータを例題にした開発ワークフロー
木川田 亘(MathWorks Japan)
11:20~12:00
自律搬送車を例題にした開発ワークフロー
木川田 亘(MathWorks Japan)
参加申込方法:以下のWebページから
https://jp.mathworks.com/company/events/seminars/autonomous-robot-automatic-driving-development-seminar-by-matlab-2763902.html


JAXA宇宙探査イノベーションハブワークショップ
Workshop on Space Exploration Innovation Hub, JAXA
日 時:6月5日(水) 13:00 – 15:00
場 所:広島国際会議場 地下2F ラン
主 催:(共同開催)
JAXA宇宙探査イノベーションハブ
日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2019
概 要
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では,様々な異分野の人材・知識を集めた組織を構築し,これまでにない新しい体制や取組で,日本発の宇宙探査におけるGame Changing 技術を開発し,宇宙探査の在り方を変えると同時に地上技術に革命を起こすことをめざしています.宇宙探査イノベーションハブでは企業(中小企業やベンチャー企業を含む)、大学、研究機関の関係者等の方々を対象に、挑戦しようとしている課題と企業や大学の研究活動とのマッチングを探るための意見交換を「宇宙探査オープンイノベーションフォーラム」として定期的に開催しています。今回は,宇宙探査イノベーションハブの活動を紹介するとともに、第5回研究提案募集について説明します。奮ってご参加ください。
参加費:無料
定 員:100名
担当者:久保田孝氏(JAXA) ほか
プログラム
12:30 受付開始
13:00-13:10
宇宙探査イノベーションハブの活動について
久保田孝(JAXA)
13:10-13:30
世界最高クラスの小型モータ開発
矢野智昭(JAXA)
13:30-13:50
遠隔操作と自動制御による遠隔施工システム
保中志元(JAXA)
13:50-14:10
有人活動支援ロボットの研究活動について
和田勝(JAXA)
14:10-14:40
第5回研究提案募集
川崎一義(JAXA)
14:40-15:00
質疑・個別相談

参加申込方法
参加希望の方は,下記にて申込をお願いします.
事前登録受付のURL:https://form.os7.biz/f/af09c7ad/
当日の参加も歓迎します.

問い合わせ
JAXA宇宙探査イノベーションハブ 事務局
連絡先: SE-forum@jaxa.jp
探査ハブHP:http://www.ihub-tansa.jaxa.jp


フィールドロボットの社会実装ワークショップ
~2018年度フィールドロボットの社会実装推進協議会~
COCN Workshop for Social Implementation Activities of Field Robots
日 時:6月8日(土) 9:30 – 11:30
場 所:広島工業大学広島校舎501室
主 催:フィールドロボット社会実装推進協議会(COCN連携活動)
概 要
2011年にスタートした災害対応ロボットに関するCOCNプロジェクトは,2014年度の「災害対応ロボットの社会実装」にて終了し,その後COCN連携活動であるフィールドロボットの社会実装推進協議会として現在まで活動を継続してきた.これまで、Im-PACT、NEDOプリジェクト等のいくつかのフィールドロボット研究開発プロジェクトが進められてきており、最終的にこれらの成果を有効に社会実装するための施策について検討を進めた。さらに、フィールドロボットの社会実装には、ロボットを如何にロバストに使えるものにするかが課題となり、知能化によるロボット運用・制御の高度化の側面から検討を進めた。これらの成果について報告を行う。
参加費:無料
定 員:180名
プログラム
司会進行:細田 祐司 氏(一般社団法人日本ロボット学会)
【第1部:概要説明】
9:30-9:45
フィールドロボットの社会実装に向けたこれまでの活動内容と成果
淺間 一 氏(協議会リーダー/東京大学)
【第2部:2018年度の活動報告(WG1,WG2)】(質疑込み)
9:45-10:25
フィールドロボット研究開発プロジェクト成果の社会実装促進に関する検討
大隅 久 氏 (WG1主査/中央大学)
田所 諭氏(東北大学)
油田 信一氏(芝浦工業大学)
10:25-11:05
社会実装に向けたフィールドロボット知能化の検討
吉田 弘 氏 (WG2主査/海洋研究開発機構)
【第3部:議論】(質疑込み)
11:05-11:30
2019年度からの活動について(新たなCOCN連携活動の紹介)
秋本 修 氏 (協議会サブリーダ/日立製作所)
参加申込方法:自由参加